Hotchpotch Miyagi

元某編集チョー、今しがないコーホーがお送りする、ごった煮みやぎ。

過剰歯で口の中が広いから音域がでる。

人並み以上には音楽が好きなのですが、Queenは僕の音楽歴に入っておらず、故に一般知識しか持ち合わせてません。フレディ・マーキュリーと言えば、口髭生やして胸毛出してて、声高くて歌上手くて、ゲイでAIDSで死んだ人って感じ。ウィーウィーウィーウィーロッキュウ!って感じ。


というわけで、観るつもりは毛頭なかったのですが、周囲の映画好きの評価がやたらと高いこと。そして、フォーラムのポイントが貯まって無料で一本観れること。合わせ技一本で観てきました「ボヘミアン・ラプソディ」。

商業映画、という目線ではまあ及第点と言ったところ。ただし、Queenというバンド、フレディ・マーキュリーという人間を描くことで、彼らが奏でてきた音にもう一度耳を傾かせる仕掛けとしては一級品と言ったところでしょうか。

そっくりさんに近いキャスティングの妙は、次第に彼らを本物のQueenに仕立てていきます。そして、まるでドキュメンタリーであるかのように、乱痴気騒ぎストーリーが進むのです。


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細かい設定は事実ではなく、より映画的になるよう改変されているそう。なので、Queenファン度が濃くなれば濃くなるほど、許容できない件が増えるのかもしれません。彼らをほとんど知らない僕のような人間にとっては、ナンボでも脚色してくれたまえ。と言ったところなんですが。


Queenを知らなくても、音楽が好きな人。とりわけ、フレディと同じ時間を過ごしたアーティストを好む方は、なるべく観たほうがイイと思います。この映画の85%は、ラスト20分のための壮大な前振り。この20分で髄が震えない音楽ファンはいないのではないでしょうか。

映画を観終わったら、この動画を観ましょう。まだ観てない人は再生しちゃダメですよ。


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音楽好きでよかったなーと、染み染み思う素晴らしい作品。あなたは足踏みせずに映画を観られるか?