Hotchpotch Miyagi

元某編集チョー、今しがないコーホーがお送りする、ごった煮みやぎ。

ワハハ本舗の本気を見よ。

ホラー映画が嫌いです。あんな子供だましで驚かせて、キャーキャー言って何が楽しいのか分からない。驚かせることに注力しちゃうから、驚かせることがメインになっちゃうから、薄っぺらい脚本になっちゃう。一番観る必要のないジャンルですね。


恐いわけじゃないですよ…。


で、今回観たのは「来る」。ザキヤマがCMやってるアレです。くだらない広告でさらに観る価値なし。センスなさすぎ。


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もう、ダメな邦画の典型。



でも観たんです。何故なら中島哲也監督作品だから、ってそれだけの理由です。『下妻物語』、『嫌われ松子の一生』、『パコと魔法の絵本』、『告白』、『渇き。』と、決して早くないペースで良作を撮り続けている中島監督。あの日本的かつ妖艶な映像美は、観た後悔より、観なかった後悔のほうが先に立つ。だから無理して観に行ったのです。ジャニタレ(岡田准一)が主演ってのも気に入らない。ないない尽くしの開演ですよ。


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妖怪よりも人が恐い、ってのは有りがちな設定ですが、子捨てや間引きといった昔の悪習と、現在の児童虐待育児放棄といったネグレクト。時代を越えて変わらぬ大人の傲慢さを、得体の知れぬ「何か」を通して描きます。バーーーンッ!とかギャァァァアアッ!みたいなのは少なめなので、ホラー好きな人にはちょっと物足りないのかもしれません。


そして、映画のメインとも言える「何か」を祓う神仏混合大運動会は、中島ワールド全開。中島組のマスターピース松たか子が超カッコいい。岡田君もジャニーズの枠に入れちゃかわいそうなぐらいの役者になりましたね。でも、それ以上に震えるのが、柴田理恵演じる逢坂セツ子ですよ。乱れた髪、数々の戦いを経て失った左眼。アレこそが柴田理恵の真の姿に違いない!多分、久本雅美梅垣義明も霊能力者に違いないのです。いい映画でした。

WAHAHA本舗 梅ちゃんDVD 青い宝石箱

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2018年、〆の一杯はコレに決めた。

2018年は10年勤めた広告代理店を辞め、今までのラーメン尽くしの生活にピリオドを打つかに見えながらも、多少ペースを落としつつそれなりにラーメンを食べ、緩やかに血圧が減少する一年となりました。

そんな戌年に終止符を打つラーメンは、鶴ケ谷の行列店「麺屋くまがい」さんで、限定の「濃厚真鯛らーめん(850円)」。周年限定はハードルが高いので、これぐらいにしておいてやる。

まあなんて美麗な容姿。悶々と鯛の香りが店内に立ち込めます。

鮮魚系ならではの、命の味がする!濃厚な味わいに負けない細麺の小麦の香りは流石。具材はシンプルながらも、レアのチャーシューの量が年末感を演出しますね。これはイイもん食った。2018年の〆に相応しい一杯でした。


麺屋くまがい宮城県仙台市宮城野区鶴ケ谷1-8-16(Google マップ
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宮城屈指の行列店へ

珍しく昼時に仙台方面にいたので、重い腰をあげてあの行列店へ。ラーメン王子GPでは毎年上位に顔を出す、泉区市名坂「自家製太麺渡辺」。近所の学生を中心に、今日もエゲツない行列が出来ていましたよ。


ローテクな店主も最近twitterを始めちゃいましたね。TLを眺めていたら、通常の1.5倍の太さ「剛力怪麺(ごうりきあやめん)」を限定で出しているようなので、迷わずオーダー。

メニューは「らー麺(大)680円」です。いや、相変わらずの迫力、相変わらずのコスパ。麺はしっかり手揉みされた極・極太。1.5倍の太さが成せる技か、口の中を襲うのはもう小麦感を通り越して「小麦粉感」。このクセを受け入れて、大行列店にしてしまった仙台市民ってある意味すごい。でも、穂先メンマとかチャーシューとか、突飛なようでシンプルで。全体的に隙がないのよね。スープのニボ感もインパクト強いけど、何気にやさしいっていう。思うに、この味は、店主の個性が憑依りまくりなのですよ。だから愛されていると思うのです。


昔は手をつけずに帰る客やら、箸を丼ぶりに刺して帰ってしまう客やら、独自の味わいが理解されずに辛い思いをしたのだそう。まあ当たり前っちゃ当たり前です。渡辺さんがすごいのはココから。普通なら日和って一般向けに味を整えそうなもんですが、麺はより太く、煮干し感も強めて独自のステージに突き進んでいくっていう漢気。富樫源次ばりの漢です。


ちなみに、当時一部のファンのお楽しみだった裏メニュー「汁ぬき(現・油そば)」をメジャーにしたのは自分だと自負してますが、




いや、僕は以前書いた通り汁ありのラーメンが好きなので、とんとご無沙汰だったりします。麺の味がダイレクトに楽しめるから魅力的なんですかねー。そして味付細替玉が気になったけど、修行並みに腹一杯なのでパス。こうして、たまにしか行けないお店なのに、いつもと同じモノばかり食べてしまう保守ハト派のおじさんなのでした。


自家製太麺渡辺宮城県仙台市泉区市名坂新道18-1(Google マップ

ローカリズムという考え方。

「中央」に対する「地方」。もしくは「都会」と「田舎」。ローカリズムとは日本語で訳せば地方主義となり、自分の住む地方や郷土を第一とする考え方になる訳です。世界規模で見れば、最近流行りの日本万歳的なテレビ番組はローカリズムによるものであり、トランプ政権も言わずもがなであり、宇宙規模で見れば地球にやさしいエコロジストも地方主義となるのでしょう。


何が言いたいって、宇宙の、地球の、世界の、日本の極々一部のことしか知らない人間が、いくら「おらが村が一番だべ!」と声を張り上げても、それは滑稽極まる姿であるということ。一番二番とランク付けするからこそ争いが起き、熊谷市館林市の日本一暑い街騒動や、宇都宮市VS浜松市の餃子戦争なんかが起きちゃうわけですよ。関係ない人は白目を剥いて嘲けり笑うシチュエーションを生み出すローカリズムは、田舎モノの勘違いを増長する可能性が高い愚策に違いないということです。


んで、このローカリズム丸出しの町、日本三景・松島。確かに素晴らしい景色です。海の幸も美味しいです。でも、コンテンツの素晴らしさにかまけて、欲の皮が突っ張った先人たちが傍若無人に振る舞い「観光地に名店なし」を地でいってしまっていた、かわいそうな町です。でも最近、この松島にイイ風の流れを感じるのです。


訪れたのは「松島イタリアン toto」。いただいたのは「セリと松島カキのペペロンチーノ(1,800円)」です。高い?と思うかもしれませんが、前菜盛りとドリンク、食後の甘味までついてこの値段。何よりこの見た目ですよ、はいドンッ。

殻付きの蒸し牡蠣が目立ちますが、パスタの中にもドッサリ牡蠣。セリは名取産。その根っこをフリットにしてパスタに乗せちゃうオシャレ具合。コレがまぁ美味しい。見事にド宮城。自分語りのくだらないローカリズムではなく、舌で感じたのは紛れも無い田舎のプライドです。


観光客が集うこの町で、この料理を適正価格で出す意味はデカい。仙台市内でも、人気の飲食店を数店運営する会社が手がけるこのお店。打算的であろうと何だろうと、僕は拍手を送りたい。味以上に、田舎で生き残るための意地と覚悟と誇りに唸ります。


こちら以外にも、あんなパン屋やこんなカフェ。ついにはあのお店までもが登場予定だとか噂の松島。いい土地があるなら移住したいほど好きな町になってきましたよ。熱いゼ。


松島イタリアン toto宮城県宮城郡松島町松島浪打浜10(Google マップ

さあ、ワインの話をしようか。

色々好きなものがありますが、ワインもそのひとつ。特に「ヴァン・ナチュール」とか「ビオワイン」とか「自然派ワイン」なんて呼ばれるワインが大好物でございます。ブドウに付着した酵母醸造するため、人工的に酵母を添加しないワイン。そのためにはブドウの栽培も化学肥料を使わないなど、健全なブドウから生まれる健全なワインが「ヴァン・ナチュール」と一般的に呼ばれているようです。


(ちょっとワインを知ってる人なら「あの還元臭が苦手」とか「独特だよね」とか言いますが、最近のヴァン・ナチュールは本当に美味しいものが多いのですよ。飲まず嫌いな人にこそ飲んで欲しいです。)


このヴァン・ナチュール好きにとって、最大のお祭りが「フェスティヴァン」。2018年、ついに仙台にこのイベントがやってきました。

ワインの種類は300種類以上!前売り券が7,000円ほどしますが、会場の一部ワインを除いて、これらをほぼほぼ堪能できちゃいます。飲み放題と言えばそうなんだけど、この表現は避けたいですね。試飲とも違うんだよなー。ワインを楽しむという表現がしっくりくる。なんせお祭りですから。

飲んだワインを写真に収めよう!なんて思ってたのは最初だけでした。そんなこと言ってられないほど飲みましたね。あとスマホの電池も切れたしね…。


ワインのアテはキャッシュオンです。価格レンジは、500円から1,500円と言ったところでしょうか。これは、大間のマグロラーメン半ライス(チラシ寿司)。青森県の「アグレアーブル」さんで購入しました。この麺パスタじゃん!とか言いそうになりましたが、お祭りですから。細かいことは抜きにして、非常に美味しかったです。

と、料理も日本各地のヴァン・ナチュールを愛するお店が出店してます。財布の紐が緩みまくりますよ。なので、複数人での参加を強烈にオススメします。友達いない人は無理矢理つくりましょう。愛人バンクでも人身売買でも。その方が、色んな料理を食べられますからね。何より楽しい。


で、今回このイベントに尽力された上杉「BATONS」の店主が超カッコよくてですね。「ワインは果てしない世界だから、お客さんは勉強せずにお店が勉強すべきだ。」と言うのです。だから僕は、ワインに関しては最低限の知識しか頭に入れません。あとは、信頼するお店で信頼に値するワインを飲むのみ。僕たち一般人は、ワインの勉強ではなく、哲学と誇りを持って営業するお店を知る勉強をすべきなのです。

さあ来年のフェスティヴァンはどこで開催されるのでしょう、本日終わったばかりですが。多少の遠征は許容される大イベントです。気になる方は、ぜひ一緒に行きましょう(笑)。


BATONS宮城県仙台市青葉区上杉1-7−7(Google マップ

過剰歯で口の中が広いから音域がでる。

人並み以上には音楽が好きなのですが、Queenは僕の音楽歴に入っておらず、故に一般知識しか持ち合わせてません。フレディ・マーキュリーと言えば、口髭生やして胸毛出してて、声高くて歌上手くて、ゲイでAIDSで死んだ人って感じ。ウィーウィーウィーウィーロッキュウ!って感じ。


というわけで、観るつもりは毛頭なかったのですが、周囲の映画好きの評価がやたらと高いこと。そして、フォーラムのポイントが貯まって無料で一本観れること。合わせ技一本で観てきました「ボヘミアン・ラプソディ」。

商業映画、という目線ではまあ及第点と言ったところ。ただし、Queenというバンド、フレディ・マーキュリーという人間を描くことで、彼らが奏でてきた音にもう一度耳を傾かせる仕掛けとしては一級品と言ったところでしょうか。

そっくりさんに近いキャスティングの妙は、次第に彼らを本物のQueenに仕立てていきます。そして、まるでドキュメンタリーであるかのように、乱痴気騒ぎストーリーが進むのです。


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細かい設定は事実ではなく、より映画的になるよう改変されているそう。なので、Queenファン度が濃くなれば濃くなるほど、許容できない件が増えるのかもしれません。彼らをほとんど知らない僕のような人間にとっては、ナンボでも脚色してくれたまえ。と言ったところなんですが。


Queenを知らなくても、音楽が好きな人。とりわけ、フレディと同じ時間を過ごしたアーティストを好む方は、なるべく観たほうがイイと思います。この映画の85%は、ラスト20分のための壮大な前振り。この20分で髄が震えない音楽ファンはいないのではないでしょうか。

映画を観終わったら、この動画を観ましょう。まだ観てない人は再生しちゃダメですよ。


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音楽好きでよかったなーと、染み染み思う素晴らしい作品。あなたは足踏みせずに映画を観られるか?



THE UP-TOWN SENDAI, SALAMIN’ NIGHT!!

ご当地ラーメンって何種類ぐらいあるのでしょう?田舎モンなもので、個人的に馴染みがあるのは喜多方、白河、佐野、津軽くらいでしょうか。博多や札幌、旭川、和歌山、尾道、鹿児島、熊本…キリないな、もうやめよう。と、とにかく一杯あるのは容易に想像できますよね。

んで、前職で取材の最中に知ったご当地ラーメンもありまして。それが宮城野区宮城野にある「屋台ラーメン た紅」さんで食べられるのです。

「ラーメン(660円)」に玉ネギをトッピング。麺はかため。背脂は多めが個人的なデフォルトオーダーです。この刻み玉ネギが、ここで食べられる八王子ラーメンの大きな特徴なのですね。玉ネギの量は、ご飯茶碗一杯分ほど。毎日食べても飽きない系スープに浮かぶ、大量の玉ネギと背脂がたまらないのです。血液サラサラ効果を期待できる玉ネギと、明らかに体に良くないラーメン。サンド伊達ちゃん風に考えればプラマイゼロですね。


ちなみにこちらは、メディア初出が自分の媒体だったもので、SNSで褒められてたりするのを見ると自分のことのように嬉しいのです。




冗談です。でも、一度も思ったことがないと言えば嘘になります。話は戻りまして、店主のトムさんと一緒に働いてる大きなメガネの方。あの方、トムさんの実弟なのは結構知られていない話。

わかる人だけわかってください。コーンの方は最近とんと見かけませんねぇ。


本日は、最近生まれた新商品「辛みそ(60円)」のトッピングもいただきました。

弟さんは「2年やってるのに、初めての新商品がコレですよw」と自虐的に申してましたが、味噌の風味と刺激的な風味が両立した、かなりレベルが高いトッピング。個人的にはスープに溶くよりも、蕎麦に山葵を乗せるように食べてほしい。その味わいが際立ちます。あと、これの焼きおにぎり出してほしいなー。ライス頼んで味噌乗っけて食べたい衝動に駆られる美味しさです。


屋台ラーメン た紅宮城県仙台市宮城野区宮城野2-10-37(Google マップ