Hotchpotch Miyagi

元某編集チョー、今しがないコーホーがお送りする、ごった煮みやぎ。

宮城屈指の行列店へ

珍しく昼時に仙台方面にいたので、重い腰をあげてあの行列店へ。ラーメン王子GPでは毎年上位に顔を出す、泉区市名坂「自家製太麺渡辺」。近所の学生を中心に、今日もエゲツない行列が出来ていましたよ。


ローテクな店主も最近twitterを始めちゃいましたね。TLを眺めていたら、通常の1.5倍の太さ「剛力怪麺(ごうりきあやめん)」を限定で出しているようなので、迷わずオーダー。

メニューは「らー麺(大)680円」です。いや、相変わらずの迫力、相変わらずのコスパ。麺はしっかり手揉みされた極・極太。1.5倍の太さが成せる技か、口の中を襲うのはもう小麦感を通り越して「小麦粉感」。このクセを受け入れて、大行列店にしてしまった仙台市民ってある意味すごい。でも、穂先メンマとかチャーシューとか、突飛なようでシンプルで。全体的に隙がないのよね。スープのニボ感もインパクト強いけど、何気にやさしいっていう。思うに、この味は、店主の個性が憑依りまくりなのですよ。だから愛されていると思うのです。


昔は手をつけずに帰る客やら、箸を丼ぶりに刺して帰ってしまう客やら、独自の味わいが理解されずに辛い思いをしたのだそう。まあ当たり前っちゃ当たり前です。渡辺さんがすごいのはココから。普通なら日和って一般向けに味を整えそうなもんですが、麺はより太く、煮干し感も強めて独自のステージに突き進んでいくっていう漢気。富樫源次ばりの漢です。


ちなみに、当時一部のファンのお楽しみだった裏メニュー「汁ぬき(現・油そば)」をメジャーにしたのは自分だと自負してますが、




いや、僕は以前書いた通り汁ありのラーメンが好きなので、とんとご無沙汰だったりします。麺の味がダイレクトに楽しめるから魅力的なんですかねー。そして味付細替玉が気になったけど、修行並みに腹一杯なのでパス。こうして、たまにしか行けないお店なのに、いつもと同じモノばかり食べてしまう保守ハト派のおじさんなのでした。


自家製太麺渡辺宮城県仙台市泉区市名坂新道18-1(Google マップ