Hotchpotch Miyagi

元某編集チョー、今しがないコーホーがお送りする、ごった煮みやぎ。

久しぶりに新規開拓。

新店ができたと小耳に挟めば、宮城県内津々浦々。納得する一杯を月一で紹介するという仕事は、結構大変なのですよ。〆切間際なのにまだ店が決まらない!なんて時は、一日に4杯食べたりなんかして。気がつけば血圧も体重も上昇。これは労災級ですよ。死んだら訴えてやる。

と、久しぶりの新規開拓は、宮城野区福室の「麺牛ひろせ」さんへ。新店とは言っても、松井秀喜がNYヤンキースに行ったようなものですよね。

取材なしでは味覚に自信がないので(過去記事参照)、牛を必死に感じるべく醤油味ではない「特製塩牛そば(1,000円)」をオーダー。「牛すじご飯(250円)」も頼まない訳にはいかないでしょう。

なるほど。この旨味が牛さんなのですね。皆さんSNSなどで、牛の旨味が!牛の旨味が!!って言うけれど、僕には馴染みがないのでこんな感想でした、いやぁ正直者。ローストビーフも見た目のインパクト大。…うん、我ながらいやらしい書き方です。

十分美味しいんだけどねぇ、と偉そうに思いながら卓上のわさびで味変。するとこの鮮烈なアクセントで全体の印象がキュッと締まる。そして、華やかなローストビーフに隠れがちな牛すじ。これと一緒にスープを味わうと、牛のふくよかな旨味が強烈に襲ってくるのです。

骨に筋肉がまとわりついて…

…リアルでこういう印象でした。閃光とともに、口の中で「牛」ができあがる感じ。いやぁ、凄い。「木を見て森を見ず」とはこういう事ですね。反省反省。


麺牛ひろせ宮城県仙台市宮城野区福室弁当二番25-2(Google マップ